日々のできごと

~~レタッチマン~~

ここ20年で我々の業界もアナログからデジタルへ凄い勢いで進歩しています。
今では死語ともなりつつあるアナログ時代に無くてはならない「版下」や「写植」、「レッドニス」に「オペキュー」など・・・
40代後半以降の方には懐かしいのではないでしょうか?

レタッチとは?

約20年前まで、製版会社ではレタッチマンと呼ばれる匠がいました。
今では殆ど聞くことのない言葉ですが掻い摘んで説明すると版下を撮影した数枚のネガから色指示を見ながら頭の中で作業工程を組み、赤マスク・ベース(透明のフィルム)を何十枚も使用して色分け、スキャナーで分解した何十点もの写真をトンボに合わせて貼ってからの切り抜き作業、何十枚もの赤マスク・百数十枚ベースをフィルムに露光してカラーであればY・M・C・BLと4枚のポジフィルムを仕上げていくのですが長ければ2日間程かけて行う作業です。
出来上がったポジフィルムを青焼きしての校正、カラーの場合は色校正をして写真のトーン修正やキズ修正、場合によっては写真の合成など・・・

現在では!

デジタル化が進んだ今では版下制作・写植機による文字打ち・スキャナーに分解作業・微妙な色修正、
レタッチマンによる匠の技がDTPオペレーターがひとりで作業してしまいます。

あの匠と呼ばれた人たち・・・

今もどこかで匠の技を活かして活躍していると願います。

K.Egashira

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