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SUGI's Tips
6.122018
色の使い方と素材との組み合わせ
着色は必要最小限を常に考えています
様々な用途や案件内容が違いますので紙面のレイアウト等、着色の方法はそれぞれで異なります。一概には言えませんが、紙面に様々な色が混在しているものや、シンプルに色を少なめに使用しているもの等様々です。私自身はなるべく、色や素材要素を省くDESIGNに気を付けます。
初期段階でのレイアウト進行では黒色だけでの組み合わせから進めて、ある程度出来てきたら少しずつ着色をします。料理と同じで最初から様々な調味料を一度に使ってしまうとどんな味を目指していたのかが分からなくなりますね。段階的に1色から、次に必要であれば2色目という感じの使い方が失敗しにくいのではないかと思います。
ポスターやパンフレット等、美しい画像や個性的な画像・イラスト等の中にある色調をメインと捉えた場合は文字等に着色の必要が無い場合も多くあります。これも様々な用途や案件内容、クライアントのご要望が違いますので一概には言えませんが、極力、着色数を減らすようにしています。全ての色にはそれぞれの個性や美しさが有ります。汚い色等有りません。それぞれの個性で組み合わせて楽しみましょう。基本の組み合わせも大事ですが意外な組み合わせの方が案外新鮮だったりしますね。
自身の個性(オリジナル)が「主」でフリー素材は「従」の考え方!
これも様々な用途や案件内容にもよりますが、制作をしていく段階でオリジナルの画像やイラスト等を使用する場合が多々あります。その他パーツとしてネット上のフリー素材や書店などで販売されているフリー素材集等があります。私も色々な場面でお世話になっています。ただこれらを自分自身で作っていたら大変ですし時間もかかります。昔はカメラマンに撮って頂いたり、イラストレーターさんに描いて頂いたりしてました。今は便利ですね。しかし、これらをあまり同一紙面に多用すると紙面に個性が無くなった感じになってしまい、収拾がつかなくなる場合があります。ここはやはり自分自身の個性と創造を「主」として構成して、それを補助する「従」とする使い方が望ましいと私は常に思います。
色の使い方やレイアウトなどには基本はあっても正解は無いと思いますので、それぞれの感性や個性が大事だと私は思います。スッキリしたシャープなDESIGNを心掛けています。
K.Nakahara